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インブランディング事例1/シマノ

中小製造業の事業変革・ビジネスモデル変革・新製品開発を伴走・支援する『TECH-TOSHI』です。 

 

今回は、東京理科大学 MOTのゼミより、『インブランディング事例1/シマノ』について、ご紹介します。

 

1.ポイント

  ポイントは、

 

製品の背後にある企業(自社)をユーザーに覚えてもらう機会を提供する。

 

でした。

 

※詳細な内容は、最後の『5.内容』に記載しました。

  

2.気づき

 気づいたことは、

 

『自社の部品のエンドーユーザー(顧客)は誰で、どこにいるのか?』 

 

です。

シマノの場合は、『欧州の自転車のファンで、そのファンはツール・ド・フランスを観戦しに行く』でした。

 

 

3.課題

そこから課題としては、

 

顧客に自社製品を知ってもらえる機会はどこで、どうすれば知ってもらえるのか

 

となります。

シマノの場合は、有名プロ(ランス・アームストロング)の自転車に自社製品を搭載してもらい、ツール・ド・フランスに出場してもらうことでした。

 

 

4.解決策

よって解決策は、「自社の顧客はどこにいて、そこで自社製品を認知してもらえる活動を行う」こととなります。 

 

シマノの場合は、顧客はスポーツイベントである『ツール・ド・フランス』を観戦しに来ており、有名プロの自転車に自社製品を搭載して走ってもらい優勝したことが顧客への認知につながりました。

 

今回は、『インブランディング事例1/シマノ』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。

 

5.内容

『インブランディング事例1/シマノ』

 

◆創業

 シマノは、1921年 大阪、堺市に創設し、1956年、有名な変速機の生産に着手した。

 シマノは、ブレーキやその他の部品は製造するが、完成品としての自転車はつくろうとはしなかった。

 

◆戦略

 製品品質と技術的優位性は常にシマノの戦略の重要要素であった。

 1980年代半ばには、パッケージ化され統合されたプロ向けのロードレース用コンポーネンツを開発し、競合と真っ向に対抗することとになった。

 同時期にシマノは、段階式の変速機(SISまたはシマノインデックスシステム)を開発した。

 これにより変速をより容易にかつ効果的にすることができるようになった。これは、変速レバーとブレーキレバーを一体化したものである。

 

 同社の新製品は、特別の戦略に裏付けられている。

 ①製品の背後にある企業(自社)をユーザーに覚えてもらう機会を提供する。

 ②自社の製品が特にレースというハイエンドな市場で使用されていること。

 

 この展開がシマノのデュラエース製品シリーズとなって結実した。

 人々が製品を認知し、一方でデザインが記憶に残すことを助けた。

 趣味の自転車ユーザーは新しい自転車の購入の意思決定時にシマノ製品を求めるようになった。

 

 古くからの愛用家のランス・アームストロングが1999年のツール・ド・フランスで連勝を達成したことから、シマノはますますグローバルにその名が知られるようになった。

 

◆インブランティング成功の要因

 ①シマノは自転車に関する有名なスポーツイベントであるツール・ド・フランスを活用し、熱狂的な自転車ファンに部材の品質を売り込んだ

 ②個々の消費者の望みに応えて、正確に設計した自転車を提供する専門の小売店に対して、シマノの製品を供給した。

 

出所)フィリップ・コトラー 他(2014).『コトラーのイノベーション・ブランド戦略 - ものづくり企業のための要素技術の見える化』.株式会社 白桃書房