中小製造業の事業変革・ビジネスモデル変革・新製品開発を伴走・支援する『TECH-TOSHI』です。
今回は、『標準化/中小企業の標準化』について、ご紹介します。
1.ポイント
ポイントは、
『中小企業のビジネスにおいて、
①標準化の基本的な効果である互換性の拡大による市場拡大、
②原料調達・製造工程の標準化によるコストダウン
はメリットにはならない。』
でした。
※詳細な内容は、最後の5.内容に記載しました。
2.気づき
気づいたことは、
『中小企業は市場を広げるのではなく自社のシェアを守る、
または、競合が多い市場において、標準化により自社独自のカテゴリーを構築する。』
です。
3.課題
ここでの課題は、
『自社(中小製造業)に効果のある標準化の戦略を立案する』
です。
4.解決策
中小製造業の標準化による効果を発揮できる戦略は、
①自社のシェアを守る
自社のシェアを失うのは、特に海外市場で競合などにおいて標準化が進められ施行される時です。
参考:I社の事例
https://tn-ylbg.jimdofree.com/product-development158/
対策:自社の商品も標準化に含まれるように、学会などをきっかけとして仲間作りからの標準化により対抗します。
②競合が多い市場において、自社独自のカテゴリーを構築する。
ランク、試験方法などの標準化を活用し、既存市場に自社独自のカテゴリーを新たに構築する。
参考:朝日ラバーの事例
https://tn-ylbg.jimdofree.com/product-development161/
対策:自社に有利な規格を新たに発行にすることにより、自社の優位性を構築する。
となります。
今回は、『標準化/中小企業の標準化』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。
5.内容
『標準化/中小企業の標準化』
中小企業における標準化のビジネス活用について
中小企業のビジネス環境として認識されている状況は、
①競争企業が多い、②研究開発などの資金力が少ない、③大企業の下請けや納入者であるケースが多い、
が一般的。
もちろん中小企業にも様々な強みがある。
特にファミリー企業を中心に、意思決定が早く、企業全体の一体感が強く、大きな売り上げを必要としないためニッチ市場に集中できる、
などの特徴がある。
中小企業の強みは、他の企業が持たない独自のニッチ技術。
その技術の市場の多くは、それほど大きくないため、大企業は参入してこない。
よって、必要以上に市場を大きくしないためにも、市場拡大のために標準化は用いるべきではない。
標準化の基本的な効果である互換性の拡大による市場拡大や、
原料調達・製造工程の標準化によるコストダウンは、ビジネス上、メリットにならないのである。
出所)江藤 学(2021).『標準化ビジネス大全』.日本経済新聞出版本部

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