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標準化/ファインバブルの事例

中小製造業の事業変革・ビジネスモデル変革・新製品開発を伴走・支援する『TECH-TOSHI』です。 

 

今回は、『標準化/ファインバブルの事例』について、ご紹介します。 

  

1.ポイント

  ポイントは、

 

『欧米の研究者を巻き込むこと。

 

でした。

 

※詳細な内容は、最後の5.内容に記載しました。

  

2.気づき

 気づいたことは、

 

『学会に参加して欧米の研究者と知り合って、仲間に引き込む』 

 

です。

  

3.課題

 

ここでの課題は、

 

『どうすれば研究者と知り合うことができるのか

 

です。

 

以前のブログ『【課題解決】中小製造業の商品開発 車載向け商品へのシミュレーションの活用』で述べた、

ある車向けの商品開発において、大学の先生のご指導をいただいた事例をUPしましたが、

 

参考:https://tn-ylbg.jimdofree.com/product-development021/

 

この大学の先生へご指導をお願いする前に、先生がご講演されるセミナーに参加し、

セミナー終了後に、先生にご挨拶をさせていただいたことがきっかけでした。

 

従いまして、研究者の方と知り合うには、セミナーや学会など公の場で、ご挨拶をさせていただくことが、

きっかけとして良いかと思われます。

 

4.解決策

とにもかくにも、知り合わないと仲間づくりは始まりませんので、まずは、きっかけづくりからです。

 

研究者を仲間づくりの対象とするならば、その研究者が所属しており、発表される学会の年次大会などへの参加は、知り合うきっかけの有力な手段となります。

 

今回は、『標準化/ファインバブルの事例』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。

 

5.内容

『標準化/ファインバブルの事例

 

この事例からは、仲間づくりにおける重要な戦略を見ることができる。

 

 

ファインバブルの標準化は、ファインバブル産業会(FBIA)が提案した。

しかし、ファインバブルの発生器は、日本の独壇場であった。

このために、国際標準化活動に欧米の業界を巻き込むことは困難だった。

 

しかし中国や韓国では、日本の特許への侵害も見られた。

 

そこでFBIAは標準化活動への参加者を増やすため、ドイツ、英国、フランスの研究機関などを訪問し、

 

仲間を集め会合を重ね、標準化の基本的な方向性を定めていった。

 

 

活動してみると、米、仏、独はオブザーバーとなった。

興味を持っていたのが研究者であり、各国とも企業メンバーが集まらなかったためだった。

そこで、まず韓国に参加を要請、さらにロシアと中国の参加を得て活動をスタートした。

 

 

そして日本が幹事国の役割を担い、議長に英国人が着任し、欧州勢を取り込むうえで大きな力となった。

 

この事例は、まず先進国の研究者で標準化の流れをつくり、その後、中国や韓国といった産業上のライバルを仲間に引き入れたことである。

 

このような場合、欧米の研究者を先に巻き込むというのは重要なノウハウだ。

特に欧州の基礎研究者の層は厚く、あらゆる分野の研究で欧州には研究者が存在する。

そして、欧州で一人研究者を見つければ、その研究者コミュニティで他の欧州各国の参加も実現する可能性が高い。

プリミティブな技術で仲間を探すなら、欧州が最も適しているのである。

 

結果、2020年時点で、参加国は10カ国、オブザーバーは11カ国が参加している。

このようななかで、日本がリーダーシップを維持できるのも、立ち上げ時の戦略的仲間づくりの結果といえる。

 

出所)江藤 学(2021).『標準化ビジネス大全』.日本経済新聞出版本部