中小製造業の事業変革・ビジネスモデル変革・新製品開発を伴走・支援する『TECH-TOSHI』です。
今回は、東京理科大学 MOTの講義より、『標準化の分類②/規格の内容による分類』について、ご紹介します。
1.ポイント
ポイントは、
『多くの規格が、その規格で初めて出現した用語の定義を行う。
製品規格には用語規格や試験方法規格を含むものも多く存在する。』
でした。
※詳細な内容は、最後の5.内容に記載しました。
2.気づき
気づいたことは、
『まずは、用語の定義を決めることから。』
です。
3.課題
ここでの課題は、
『集まった仲間同士で、用語の定義を統一できるかどうか。』
です。
けっこう用語の定義は、人それぞれ違うことが多いです。
「DXを推進する!」などは、よくよく聞いてみると『経済産業省のDXの定義』ではなく、ICTの内容の場合が多いようにも思えます。
4.解決策
やはり、最初は用語の定義を、特に目指す目的と目標に関する用語の定義を、お互いに明確にすることからです。
そこが明確でないと、後になって目標のレベルなどのズレが生じることになります。
どうしても、試験方法規格やプロセス規格の内容に先に目が行き、用語の定義は後回しになりがちですし、
同じ用語でも、自分たちの用語の定義とは異なることがあるやもしれません。
今回は、『標準化の分類②/規格の内容による分類』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。
5.内容
『規格の内容による分類』
標準の種類(ISO/IEC ガイド2/JIS Z 8002)
①基本規格:用語、記号、単位、標準数など適用範囲が広い分野にわたる規格、または特定の分類についての全体的な記述事項を持つ規格。
②用語規格:用語に関する規格であって、通常、用語の定義を伴い、時には説明のための備考、図解、例などを伴うもの。
標準化をする際に、最初に決めるべき企画。現実には最初の段階では用語統一されない場合も多い。
③試験方法規格:試験方法に関する規格であって、時にはサンプリング、統計的方法の使用、試験順序などのような試験に関する記述事項を含むもの。
「計量基準」とは混乱しやすいが、「計量基準」は話し合いなどでつくるものではなく、純粋に科学的に正しい値を出す方法。
これに対して、「試験方法規格」は、この「計量基準」をどのような条件下で使うかを「人為的に」定めたもの。
④製品規格:目的適合性を確実に果たすために、製品または製品群が満たさなければならない要求事項を規定する規格。
その製品がその製品であるための条件を設定するもの。試験方法規格に製品として必要な目標値を加えたものが、製品規格と言うこともできる。「製品が満たさなければならない要求事項を規定する」のが、製品規格である。
⑤プロセス規格:目的適合性を確実に果たすために、プロセスが満たさなければならない要求事項を規定する規格。
製造方法や管理方法など、プロセスが満たさなければならないポイントを記述。
⑥サービス規格:目的適合性を確実にするために、サービスが満たさなければならない要求事項を規定する規格。
⑦インターフェース規格:製品またはシステムの相互接続点における両立性に関する要求事項を規定する規格。
⑧提供データに関する規格:特性の一覧を内容とする規格であって、製品、プロセス又はサービスを規定するために、
それらの特性に対する値またはその他のデータを指定するもの。
出所)1)江藤 学(2016).『標準化教本 ー 世界をつなげる標準化の知識』.日本規格協会
2)江藤 学(2021).『標準化ビジネス大全』.日本経済新聞出版本部

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