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インテグラル型産業 半導体素材関係

中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 

 

今回は、「中小製造業の技術経営」から、『インテグラル型産業 半導体素材関係』について、ご紹介します。 

 

1.ポイント

内容は、

 

『工程とサプライチェーンにおけるポジショニングに注意

 

でした。

 

機能性化学品分野は、装置産業型や労働集約型の他の化学汎用品分野に比べ、工程アーキテクチャが擦り合わせ型で、日本が強みを発揮できる分野であると言われる。

半導体主要材料やIC(集積回路)製造工程のうち前工程は、技術的に高度な擦り合わせ型で日本が世界で強みを維持している分野である。

 

中小製造業は、半導体産業のような成長産業で市場規模が巨大な分野に参入する場合には、多額の設備投資と高度な技術の外部導入が必須であるとともに、参入する工程のみならず前後の工程で日本企業が高いシェアを有する分野を選択することが重要である。

 

中小製造業は、装置産業型や労働集約型で新興国の技術的キャッチアップが容易な分野で競争をすると、価格競争の消耗戦に陥るだけなので、半導体産業でも擦り合わせ型が重視される工程での位置取りを重視すべきである。

 

しかしながら、アーキテクチャが擦り合わせ型で、前後の工程を日本企業が高い世界シェアを占める産業でも、資本集約型のモジュラー型に近いアーキテクチャへの変化が生ずると、日本が不得意な分野となり、韓国や台湾の半導体メーカーの投資力に圧倒されることになるので、動向に留意する必要がある。

 

モジュラー型の産業における、最終製品の変化に伴うサプライチェーンの覇権者にも変化が生じやすいように、

半導体素材のような技術革新の速度が速い擦り合わせ型のアーキテクチャの産業も同様に、サプライチェーンの位置どりに注意が必要である。

 

出所)鈴木(2019).『中小製造業の技術経営』.P345-347.同友館

 

2.気づき

気づいたことは、

 

『産業の速い技術革新についていくだけの資金力・投資力が必要な業界』 

 

です。

 

3.解決策

  多額の設備投資と高度な技術の外部導入が必要なので、中小製造業が新たに参入することはハードルが非常に高いこととなります。

 

また、参入する工程とサプライチェーンのポジションが重要なこともあり、新たな参入はやはり厳しいものとなりそうです。

 

4.今後の課題

 半導体産業は、景気サイクルのある業界なので、景気サイクルの底の時点においては、他の事業にて自社の業績を補完する必要があリます。

 

また、現在、半導体産業へ参入しているとしても、今後、モジュラー型へのアーキテクチャの変化も考えると自社のポジショニングに関しては不確実性が高そうです。

 

 現時点で半導体産業の事業を保有している場合なら良いかもしれませんが、やはり新たに参入することは避けた方がよさそうです。

 

 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『インテグラル型産業 半導体素材関係』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。