1.事例紹介
IoT・DXの導入において、ITベンダーの業務プロセスの改善提案は、経営課題の解決につながるか についてご紹介します。
2.解決方法
ITベンダーにIoT・DXの導入を依頼する前に、第3者に相談し、現状の経営における真の問題からの、適切な課題の明確化をオススメします。
3.事例内容
中小企業白書によれば、ITベンダーが取引・支援先から求められている と考えるのは、「業務プロセスの改善提案」をあげる割合が最も多い と考えている とのアンケート結果があります。
また、経営層がデジタル化の必要性を感じたきっかけは、経営課題の解決、経営目標の達成のため とのことです。
そうだとすると、IoT・DXの導入による業務プロセスの改善が、経営課題の解決につながるの? という疑問が出てきます。
また、商工会議所や金融関係の知り合いからは、経営層の話を聞くと、「それって本当の経営課題なの?」 と疑問を感じることがあるそうです。
つまり、ITベンダーへ依頼する前に、まずは、設定された経営課題が適切なのかの確認が必要ということです。
なので、いきなりITベンターへ依頼すると、業務プロセス改善のためのIoT・DXの導入提案が、経営課題の解決につながらないケースがありますので、一度、第3者に相談して、設定した経営課題が適切であるかどうかの再検討をするべきです。
4.活用の効果
最初に第3者に入ってもらい、適切な経営課題を明確化してから、IoT DXの導入検討により、確実に課題の解決につなげられます。
5.解決のポイント
設定した経営課題が適切なのかどうか、と併せて、IoT DXの導入・活用が実際に経営課題の解決につながるのかどうか、事前に検証してみることがポイントです。
例えば、IoT・DXのシステムをお試しで使ってみて、経営課題の解決につながりそうなのか、検証することが有効です。
今回は、IoT・DXの導入において、ITベンダーの業務プロセスの改善提案は、経営課題の解決につながるか についてご紹介しました。