1.事例紹介
先の投稿における、車載向けの商品開発で構築した技術を、他の市場の商品への適用検討を行った開発事例 についてご紹介します。
2.解決方法
他の市場の商品開発を検討する場合には、技術を活用できそうな商品から、その市場における主なプレイヤーを調査することが必要です。
3.事例内容
先の投稿で、車載向けの商品開発における、新たな技術を構築を、ご紹介しましたが、その技術を他の市場の商品へ適用を検討することとなり、「どの市場の商品へ参入したらよいのか」 が課題となりました。
まずは、その技術を活用することにより、抱えている問題が解決できると思われる商品をピックアップしていきました。
そこから、市場規模が大きそうな商品を絞り込み、調査を行いました。
調査としては、その商品の ①市場規模、②市場におけるプレイヤー、③各プレイヤーの市場におけるシェア の調査を行いました。
そこから、その市場における市場シェア 上位３つのプレイヤーをピックアップし、顧客として設定し、市場シェアNo.1のプレイヤーから訪問・PRをすることとしました。
4.活用の効果
市場シェアが上位のプレイヤーは、同じ商品を、いろいろな市場へ展開されておられるため、構築した技術の適用先を見つけやすいです。
但し、それらの商品は、同じ問題・課題を抱えているのですが、市場によってその問題の重要度が異なることがあります。
なので、顧客ヒアリングで、どの市場の商品からすすめるか により、現在どこの市場で、最も問題となっているのか市場動向を把握ことができます。
5.解決のポイント
どのプレイヤーを顧客とするかは、業界シェアに注目することがポイントです。
この事例では、シェアがダントツのプレイヤーが存在している市場だったため、迷うことなくシェアトップのプレイヤーへのコンタクト・PRから行い、一回の打ち合わせのみで、開発をスタートすることができました。
今回は、車載向けの商品開発において構築した技術を、他の市場の商品開発への適用検討を行った事例 についてご紹介しました。