· 

【課題解決】中小製造業の商品開発 市場調査における顧客訪問部署

商品開発の画像

1.事例紹介

先の投稿に続き、熱的特性をもつ商品開発の、市場調査における訪問する顧客の部署について、ご紹介します。

 

2.解決方法

市場調査においてヒアリングする顧客の部署は、企業規模が大きい顧客ほど、いくつかの部署を訪問することをオススメします。

 

3.事例内容

商品開発の市場調査として、顧客にヒアリングをしていくこととなりましたが、訪問しはじめてから、顧客のどの部署の方にヒアリングしていくかが、新たな課題となりました。

 

企業規模の小さな顧客においては、経営層の方より直接ご意見をいただけることが多いのですが、企業規模が大きくなるほど、いくつもの部署があります。

 

とある海外へも展開され、業界で1,2位を争っておられる顧客へ訪問させていただいた際に、技術担当の方、購買担当の方、営業担当の方 とのヒアリングの機会がありました。

商品開発の画像

部署ごとの方針や、役割もあるのでしょうが、技術担当の方からは、技術についてのご質問が多く、商品の改良すべき点のご意見もいただけたのですが、購買担当の方からは、開発商品のご説明の後、価格のご質問のみでした。

 

また、営業担当の方からは、エンドユーザーのニーズ・動向も含めた、現状における最新情報をヒアリングすることができました。

 

このように、企業規模が大きい顧客においては、部署ごとに得られる情報は、異なることとなりました。

 

4.活用の効果

いくつかの部署を訪問すれば、開発商品に対し総合的な情報が得られることにより、判断を間違えなくなります。

 

また、部署ごとの方針や課題、業界トレンドに関する最新状況が得られることから、今後の開発の方向性の参考になります。

 

5.解決のポイント

特に、ご担当の方の個人的なご意見なのか、部門の方針からくるご意見なのか に注意しながら、いくつかの部署を訪問・ヒアリングし、判断することが必要です。

 

今回は、熱的特性をもつ商品開発の、市場調査における訪問する顧客の部署について、ご紹介しました。